ポケモンスリープのスリープポイントのメインの使い道としてネロリ博士から提示されるマスターサブレ(4000P)を買うべきなのか…?という疑問について、やっぱ買わなくていいんじゃねーの?と思えてきたので、簡単に書いておきます。
世の中的にも「マスターボール不要では?」が定説なので、まあ今更ですが。
マスターサブレの概要
フレンドポイントに関係なく1サブレで仲間にできる
マスターサブレは名前の通り、マスターボール相当のサブレで、要求フレンドポイントとは無関係に1発捕獲が可能なすごいサブレです。
フレンドポイント16とか要求されるメタモンやアブソルでも1発で捕獲が出来るのはすごい!(コストを考えなければ…)
↑実はやたらとサブレを要求してくるメタモン
入手方法はスリープポイントの交換による購入のみ(月1回)
入手方法は序盤でネロリ博士から案内されますが、スリープポイント4000pと引き換えに月1個まで入手が可能です。
尚、スリープポイントはプレミアムパスなしだと1か月あたり日数×睡眠スコア(MAX100)しか溜まりません。そのため、4000pは結構途方もないポイント数です。
(実際はイベントボーナスで毎月1000~2000pぐらいは配布されているので、そこまででもないのですが)
マスターサブレの有効性
「満腹です」を無視できる
で、マスターサブレって何がすごいの?という点です。
ポケモンスリープには「満腹」という要素があり、サブレを1日に2個以上与えるとランダムで「もうサブレいりません」状態になる可能性があり、満腹になるとその日はもうフレンドポイントが上がらなくなるシステムになっています。
そのため、意中のポケモンをどうしてもその日に捕獲したい場合、通常のポケサブレやスーパーサブレでは満腹にならないように祈りながら投げないといけません。
マスターサブレの場合は1サブレでゲットできるので、「満腹です」問題を無視できます。すごい!!!
コスト対比だと基本的に割に合わない
一方で、通常のポケサブレはプレミアムパス契約者であればスリープポイント100p、契約者でなくとも150pで交換が可能です。
よって、最悪のレートでも1フレンドポイント=スリープポイント150p換算です。
マスターサブレの交換に必要なpは4000pなので、約26フレンドポイント以上必要なポケモンに使わないと交換効率としては悪いということになります。
ただし、現行のポケモンで必要フレンドポイントのMAXはバンギラスの25で、多くのポケモンは5、レアポケモンでもせいぜい16とかです。かなり効率は悪いですね…。
ゲーム性との相性が悪いマスターサブレ
捕獲後初めて性能がわかる厳選要素と相性が悪い
上記の通り、コスパの悪いマスターサブレですが、このゲームの厳選・育成要素との相性も悪かったりします。
ポケモンスリープはポケモンのサブスキル・せいかくの厳選要素がありますが、育成の困難さもあり、通常のポケモンではやらない「旅パの個体値厳選」が行われるゲームです。
そして、厳選要素は捕獲後にわかるので…あとはわかりますね?
そう、マスターサブレで確実に1体捕まえるよりも、最大効率で乱獲するほうが有効なのです。
↑何匹も捕獲しては博士送りにしていくのが普通のゲーム
たねポケモン優位も拍車をかけている
また、フレンドポイントの要求値が高いポケモンは基本的に進化後ポケモンです。
一方、ポケモンスリープは進化させるとボーナスとしてメインスキル・所持上限上昇という強烈なボーナスがかかるため、基本的に進化後ポケモンを捕まえるメリットはあまりありません。
(多少、即戦力の間に合わせ労働力が得られるぐらい。)
ポケモンスリープは新卒採用のプロパー従業員でないと、最終的な主戦力になれないひどいゲームなのです。
世の中は中途採用が増えているのに時代に乗り遅れてるんじゃないのかね?
現時点では無進化ポケモンをそこまで頑張って捕まえる必要性がない
そうなると、一部の進化しないレアポケモンを出会ったときに確実に捕まえる用途ぐらいしか使い道がないのですが、じゃあそれもそこまでする必要があるかというと…という感じですね。
もちろん、伝説のポケモン実装とかで、将来的には変わってくる可能性もありますけどね…(そのころにはもっとゲーム性が変化していそうな気がしますが)。
(追記)伝説のポケモン実装で多少価値が出てきたかも
2024/3/25-2024/4/6のライコウリサーチキャンペーンでライコウが実装されました。
ライコウのフレンドポイント必要量は30!と通常では手が出ないレベルです。普通に満腹になるし。
幸い、ライコウリサーチキャンペーンでは「ライコウサブレ」というライコウにだけ6点ダメージの特効アイテムが入手可能です。
また、満腹になるのは他のポケモンと不変なのですが、「ライコウのおこう」で複数回呼び出せるので、キャンペーン中はライコウサブレを使用すれば現実的に捕獲可能です。
ただ、キャンペーン終了後は素の状態でフレンドポイント30を積み上げないといけないので、キャンペーン終わった後に始めたとか、ライコウを持っていない状態の場合はマスターボールを利用するメリットがあるかもしれません。
(30pだとスーパーサブレ10個分=4000スリープポイントなので、割りに合います)
↑冷静に考えると必要数が多すぎるんよな。
尚、キャンペーン期間中であっても、「ライコウのおこう」と「ライコウサブレ」の入手は結構大変ですし、交換元の「ライコウのたてがみ」の入手量もランク40半ばでも1日80前後と、そこまで多くありません。
また、「ライコウのたてがみ」はキャンペーン専用アイテム以外にも「メインスキルのたね」や「ライコウのアメ」などの有用なアイテムと交換できます。
そのため、マスターサブレで1回目の遭遇時点でとっとと捕まえてしまって、「ライコウのたてがみ」は「メインスキルのたね」や「ライコウのアメ」に交換してしまうのもなくはないかな…という印象ではあります。
伝説のポケモンの性能は1匹目は固定ですしね。
ただ、とはいっても「メインスキルのたね」が回収困難なほどではないので、2週間普通にプレイできるならマスターサブレやっぱいらんわ、という話かもしれません。ライコウの寝顔リサーチ要素もあるしなぁ…。
全体
というわけで、マスターサブレの効率の悪さを肯定できるようなゲーム性ではないので、マスターサブレを買う必要は現状ない、というのが概ねの結論でした。
悲しい結論ですが、まあ実際そうなんよな…。
ぼくも、「月1回しか買えないなら買わなきゃ!!!」と思って初月にマスターサブレを購入したのですが、メタモンにマスターサブレを使って「おてつだいスピードダウン」性格かつサブスキルも良くない個体を引いてしまい、とてもがっかりしました。
やっぱりこの厳選とマスターサブレの仕組みが根本的にかみ合ってないんだよなー…。