前回の続きです。鳥カードについての攻略メモです。
鳥カードのコストの決まり方
鳥カードは基本的に、「配置場所の制限が少ない」「能力が強い」「素の得点が高い」ほど要求される餌の数や、餌のダブりの数が増えていき、プレイしづらくなります。
逆に「配置場所の制限が強い」「得点が低い」場合、能力が強かったとしても、要求される餌の数は減っていきますし、要求される餌の種類も2種類の中から1つで良いなど、ハードルが下がっていくため、非常に強力です。
そのため、「配置場所が制限されており、得点は低いが、起動型能力は強い」鳥を序盤に引けるかどうかはかなり重要なファクターとなります。
とはいえ、初期手札次第なので、そこはどうしようもないところなのですが。
尚、場所の制限は兎も角、得点が高いために餌コストの高い鳥は序盤はあまり有益ではないので、基本的にスルー推奨です。
鳥カードの起動型能力の類型と強さ
捕食
記載の条件に合致した場合、VPを獲得できます。
山札をめくってウイングスパン以下の場合に得点を得られるものと、餌箱に残っていない餌ダイスをロールして、特定のものが出た場合に得点がえられるものに分かれます。
後者は非常に成功率が低いので、ほぼバニラ同等です。前者はそこそこ成功します。
とはいえ、いずれにしても成功率が低く見た目よりも弱いです。
他プレイヤーの捕食能力で誘発するコンドル系の効果が強いのもあり、捕食能力で相手を利する可能性すらあるのもマイナスです。
基本的にバニラ鳥として見るべき能力ですね。
餌追加取得
餌を追加で取得します。
共通在庫から、と書かれているものは無条件で、餌箱からと書かれているものは餌箱にないと取得できません。
餌箱から取得する場合に餌箱に1種類の餌しかない場合は餌箱をリフレッシュすることが出来ます。
共通在庫から取得は見た目通りで強力ですが、餌箱から取得系は餌箱になく取れないケースはままあるので、思ったよりも不発のタイミングが多く、見た目よりも強くありません。
他のプレイヤーにも餌を追加取得させるハチドリ系は、プレイするのを避けたくなりますが、コストの安さ、素点の高さから普通に強い鳥です。
そのため、他プレイヤーへの影響を気にせずにプレイした方が良いことの方が多いです。最悪、絞りたいタイミングでは、能力を起動しないことも出来ますからね。
産卵追加取得
卵を追加で取得します。卵が必要となる行動は多く、最終的に卵1つ1点なので終盤でも有効な能力で非常に強力です。
追加取得の条件が特定の営巣の他の鳥の場合、きちんと産卵場所が空いている必要があるので、その点は注意が必要です。
なお、特定の営巣に全プレイヤー1配置、自分は追加で1つ配置の起動型能力は、他のプレイヤーがその営巣を持っていなければ単純に自分が+2になるので、見た目よりだいぶ強力です。
追加ドロー
追加でドローができます。追加でn枚ドローして1枚捨てるなど、色々なパターンがあります。手札が増えるならリソース源として見込めますし、そうでなくても例に漏れず、ルーター能力というのは強いものです。
引きに左右されるわりに引かせてくれないゲームなので、見える枚数を増やせる追加ドロー効果はかなり強い方の効果です。
餌を消費して追加資源orVP
餌を消費して追加の資源を得たり、勝利点を得たりすることができます。
餌自体があまり余るものではないのと、特定の餌を消費する場合、特定の餌を集めることが実態として難しいのでなかなか機能させるのが難しいところがあります。
ただしその代わりに得られる資源や勝利点が高めに設定されているので、うまくハマれば強力なエンジンになったりします。
卵を消費して追加資源
卵を消費して追加の資源を得たり、勝利点を得たりします。
卵は比較的算出しやすく、餌のように種類が存在しないため、比較的発動させやすいものになっています。特に草原に配置できる場合、卵を産んでそれをそのまま他の資源や点に変換することができるので、強力です。
また、初期の各アクションの中で、草原でのアクションだけ卵が2つ獲得できるので、他の何かを消費して追加資源を得るアクションの中では、序盤から活用をしやすく、行くタイミングを選ばずに活躍できると言う点でも非常に強力です。
1番安いコストのもので1コストで卵を1消費するとカードが2枚引けると言う鳥が存在します。
どう考えてもバランスブレイカーな存在で、テンポの面でも強力な鳥なので、この鳥が引ければ、草原で湿地の上位互換アクションを並行して行えるため、序盤はかなり有利に進めることができると思います。
カードを消費して追加資源
カードを消費して追加資源と勝利点を得ます。不要カードを別のカードや資源に変換しつつ、勝利点まで稼げるので非常に強い効果となっています。
ただしこれでは基本的には資源は増えていかないので資源を増やす効果を外に確保する必要があります。
カードを入手する方法としては湿地で引くのが1番簡単ですが、前述した通り、卵を1つ消費してカードを2枚引くカードが存在するので、その起動型能力を生かしてカードを入手するのも1つの方法です。
特に卵の算出行動と合わせてそれをやっていくと卵とカードが増え続けながら調理店が増えるエンジンになるので非常に強力です。
渡り鳥
各エリアの1番右の鳥になっている場合k、別のエリアにその鳥を移動させることが可能です。
順序を考える必要が出ますが、1つの鳥で複数の場所のアクションを1段階強く使えるため、 3種類のアクションをうまく使い分けないといけないゲームシステム上、非常に有利に働きます。
また各ラウンドの目標には、場所に関係した目標も複数あり、渡り鳥はラウンドの最後にその目標となる場所に移動させるだけで、ラウンドの目標に対するカウントを増やすことができます。営巣方法が☆の鳥も多いですしね。
そのかわり、終盤になってくると渡り鳥が逆に邪魔になるようなケースもあり、最終的には得点の低いバニラになるので、どこで渡り鳥を利用するのを封印するかの判断が微妙に難しくなります。
また一部の渡り鳥は妙にコストが高かったりするので渡り鳥であるメリットがあまりなかったりします。
コストの低い渡り鳥も、同一種類の資源を要求するなど、なかなかプレイするのが難しかったりするので制作側も効果の強力さを認識しているものと思います。
誘発型能力関連
他のプレイヤーの行動に誘発して資源が獲得できます。誘発条件が緩いものは毎手番誘発したりするので、強力です。
特に、草原で産卵を行うことが条件の誘発能力は他プレイヤーからすると回避することもできないので、異常に強いです。
逆に、誘発型能力の鳥がプレイされている場合、盤面を見ながら局面によっては誘発しないようにプレイすることも必要です(ケースバイケースですが)
捕食で誘発
コンドル系の鳥は捕食に誘発して資源を得ることができます。
捕食自体があまり強くないので、誘発チャンスは多くないですが、コンドル系は何故かプレイコストゼロだったりするので、誘発しなくても最低限の仕事はしてくれます。
産卵で誘発
誰かが産卵を選ぶと誘発して特定の営巣方法の鳥に卵を配置できます。
とにかく誘発しやすく、強烈な効果です。配置できる営巣方法の鳥が限定されているので、産卵などでの卵の配置先や消費時の順番に配慮が必要です。
餌獲得や特定場所の鳥プレイに誘発
特定の餌を獲得した時などに誘発し、餌を得ることができます。基本的にあまり誘発せず、強くありません。オマケ程度の能力です。
プレイ時能力関連
追加で鳥をプレイ
追加で鳥をプレイできます。手番を1手番節約できるので、思った以上に強力な効果で、場所の固有アクションを一気に強化できます。
特に森は序盤から積極的にアクションを強化したい場所でありながら、終盤にアクションをしない場所なので、追加プレイ鳥などでテンポ良く鳥を配置していきたいところです。
また、湿地限定ですが、3コスト7点にこの効果が付いているダイサギが存在します。資源さえあれば一気に1手番で10点以上増やせるので、確保しておくと終盤に強い動きができます。
ボーナスカードを獲得
追加でボーナスカードを獲得できます。体感、平均3−4点は期待できるので、相応に強力です。終盤にかけてではバニラ高得点鳥と並ぶ有力な選択肢になります。
特に、湿地は高得点のボーナスカード付が多く、前述の追加プレイ鳥も存在するので、カードドローが別の起動型能力などで充足できているのであれば、得点系の鳥を重点配置するのも○ですね。
資源を獲得
プレイ後即座に餌やカードなどを獲得します。基本的にはさほど強くなく、オマケ的な側面が強いです。テンポが取れるかどうか、というところかと思います。
特定の営巣に卵を配置する能力もありますが、かなり偏らせても7-8程度しか配置できず、単独の得点が低かったりするので、やはりテンポ目当てにする程度だと思います。
組みやすくて強力なコンボ
草原で卵消費カード獲得+カード埋め込み
フタオビチドリなど、卵捨ててカードドローがあるときにいつでも行けるコンボです。産卵の過程で入手したカードをカード埋め込みでVPに変換しつつ、産卵を繰り返すだけで得点が伸びます。
ルーティングも含めてカードを大量に引けるのもあり、狙ったカードを手に入れることも出来、湿地にボーナスカード系カードをもりもりプレイできるので、その点も強いですね。
それ以外
正直、上記以外はまあそんなに特筆して強い組み方はないです。結局、草原の産卵アクションが終盤のメインアクションになる以上、草原でのコンボ以外はそんなに強く使えないんですよね…。