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パンデミック:新たなる試練(ボードゲーム)の攻略メモ①(プレイのポイントなど)

久しぶりに友人とパンデミックをプレイしたので、簡単に攻略メモを書いておこうかと思います。

パンデミック、協力型ゲームなので力量差関係なく遊べるのと、急激な環境変化が楽しく盛り上がりやすいいいゲームですよね。

(一方で、結局強いプレイヤーが全部決めることになっちゃいがち…みたいなところはあるのですが…)

パンデミック:新たなる試練の概要

ゲームの目的

プレイヤー全員が協力して、世界中に広がる4種類の疫病の感染を防ぎ、すべてのワクチンを開発することが最終目標のゲームです。

(これ、発売は新版の日本語版が2013年とかで、コロナウィルスで実際にパンデミックが発生した時期より前なんですよね)

この手のゲームだと、裏切り者が1人存在したりしそうですが、明確に全員が味方であり、目標も共通です(HANABIとかと同じ)。

今はどうかわからないですが、当時は完全協力型のゲームは珍しかったので、力量が違うプレイヤーとも遊びやすく、流行った記憶があります。

ゲームの終了条件(勝利条件と敗北条件)

勝利条件と敗北条件は以下の通りです。

勝利条件:

  • 4種類のワクチンをすべて開発

敗北条件:

  • アウトブレイクが8回発生する
  • プレイヤーデッキが尽きる
  • 1つの疫病が全世界的に制御不可能(キューブが補充できなくなる)になる

敗北条件のうち、ライブラリーアウトとキューブがなくなるケースは割と稀で、アウトブレイク8回発生でゲームオーバーになるケースが多いイメージですね。
(プレイによっては、ライブラリーアウトで時間切れ、というケースもあったりはしますが)

プレイのポイント

調査基地を各地域に満遍なく早期に設置する

調査基地は「調査基地間を1アクションで移動」「ワクチン開発は調査基地でしか行えない」特徴を持ちます。

このゲームでは、長距離移動コストが非常に重い一方、カード交換のために複数プレイヤーが同じポイントに集まることが必要になるので、非常に強力です。

そのため、欧米亜アフリカの各地域に基地をバランス良く設置することで、行動の効率が飛躍的に向上します。

感染の状況次第ですが、1つ目をスタート地点のアトランタ周辺、2つ目を中国近隣、3つ目を中東、4つ目を欧州か南米あたりに設置すると、かなり円滑に移動が出来るようになりますね。

また、基地はワクチンを開発するための唯一の場所でもあり、ワクチン用の手札をそろえる際にも調査基地のある場所を意識することが必要です。

アウトブレイクがリーチになった場所や連鎖する場所をケアする

アウトブレイク8回でゲームオーバーになるため、アウトブレイクは極力回避したいところです。

また、アウトブレイクが発生すると、その都市だけでなく周辺の都市にも感染が拡大し、ゲームの進行が一気に悪化します。

特に、アウトブレイクが連鎖する場所では、一度のアウトブレイクで2度、3度と感染が広がることがあります。

これを防ぐためには、リーチがかかっている都市を早めに対処することが肝心です。

エピデミックカードを引いた際に3個落ちてくる以外は、基本的にキューブ2つまでは許容できます。

過剰に綺麗にするのではなく、アウトブレイクが起きないように広範囲をケアしていくことが重要ですね。

(尚、検疫官がいる場合は、その場所にいるだけでアウトブレイクのケアが出来るので、アウトブレイクのケアが簡単になります)

ワクチン製造を優先する

ゲームの勝利条件であるワクチンの製造は、プレイヤーの最重要タスクの一つです。

つい、感染拡大の予防のためにプレイヤーカードを消費して全世界を飛び回りたくなりますが、そのためにワクチン製造が遅れるのは本末転倒です。

キューブが3個置いてある場所があっても、最悪、アウトブレイクが起きても大したリスクがないのであれば、放置するのも一案です。

ワクチン製造のためにカードを残しておいたり、ワクチン製造に向けたプレイヤー間のカード交換を優先するほうが良い場合があります。

(まあ、そうやって甘く見ていたら、周辺にエピデミックで3個配置からのアウトブレイク連鎖で一瞬で全滅するケースがあったりもするのですが…。まあそこは運なので…)

エピデミックカード処理後に出やすい場所を覚えておく

エピデミックカードが引かれると、以前感染が発生した都市のカードが山札の上に積まれるため、徐々に極端に危険なエリアが出てくる仕組みになっています。

このため、その都市や近隣都市の状態に注目し、アウトブレイクのリスクがある都市に早急に対応することが求められます。

感染カードのシャッフル後に、次に感染する可能性がある都市を予測して行動計画を立てましょう。

逆を言うと、エピデミックで山札の底から引かれてくるカードを除けば、エピデミック後に出てくる感染カードのパターンはかなり限られます。

検疫官など、予防に強い役割がある場合は、出方を予測することで、アウトブレイクを効果的に防ぐことが出来ます。

全体

というわけで、ざっくりとした攻略のポイント等でした。

感覚的には、英雄レベルだと役割と引きに勝敗が左右される印象、普通レベル以下だとよほどのことがなければまあ勝てるかな…ぐらいのイメージですね。

ただ、勝てるから面白い!というよりは、アウトブレイクが突然連鎖して人類滅亡しかかったりするのを楽しむゲームなので、普通レベル以上でプレイするのがおすすめかなぁ…と思います。

(長くなりすぎたので、役割についてのコメントはこちらに分離しました「パンデミック:新たなる試練(ボードゲーム)の攻略メモ②(役割の能力・強みについて) - teke teke my life ゲーム分室」)

(余談)「パンデミック:新たなる試練」の問題点について

尚、このゲームは非常に良くできたゲームなのですが、ゲームの問題点として、プレイヤー間の非公開情報が存在しないため、理論値上の正解が存在する協力ゲームである、というのはあります。

何が言いたいかというと、このゲーム、一番上手いプレイヤーがソロゲームしてるのと変わらんのですよね…。

都市カードは結局情報共有しないとどうしようもないゲームデザインだったりするので、情報共有制限してプレイしても楽しくないですし…。

その点、同じ程度のプレイスキルを持っている人間が集まってやる分には合議している感じもあって楽しいのですが、プレイスキルに差があると大変です。

下手なプレイヤーは上手いプレイヤーに操られるだけになってしまいますし、上手いプレイヤーも下手なプレイヤーの非合理なプレイを否定するか、あえて見逃すかになってしまうので、楽しさ半減…という…。

その点、協力ゲームとしては、非対称な情報から、指図されづらい構造になっているHANABIなんかのほうが、無難に遊べるゲームなのかもなぁ…とは思いますね。